一期一会
-天川アロマ杣に込められた思い-
天川アロマ杣の桑田です。いにしえの記憶へ還る杣の香り。
「心かをる」シリーズは紀伊・大峯山系の風景を香りで表現し、香りという人間にとってもっとも原始的な感覚を目覚めさせる「気づき」のきっかけになればとの思いで調香しております。
-天川アロマ杣が生まれたエピソード-
香りを作るきっかけとなったいきさつをお話しします。
今から30年以上前、東京でオーガニック野菜・食料品の企画流通の仕事をしていました。
当初はビジネスというよりムーブメント要素が強く、みんなが共に生きていく場所の環境を共に考える仲間づくりといった結構私にとっては楽しい仕事でした。作る人、運ぶ人、食べる人、お互いの顔が見え、共に思いを伝えあえるスペース作りと理解していました。
みんなの努力の甲斐あって、農薬を使わない野菜や安全な食品はだんだんと世間に受け入れられ広まり、マスコミにも取り上げられる機会が増え、私もTVや新聞、食品流通専門誌などでお話をさせていただきました。
売り上げは右肩上がりで会社も大きくなり、「オーガニック食品は儲かる。」風潮が一般の食品業界にも広がろうとしていました。
そして、そのタイミングで日本でも欧米の認証システムを導入し、有機農産物の認証制度が施行されたのです。安全な食品が広がり、あたりまえに家庭の食卓に並ぶのは大変良いことだと思います。
そして、収入は比例し当初の収入の10倍以上の収入になっていました。
たしかに物質的には豊かになった反面、私の内面に目を向けると楽しかった仕事が、味気ないものに変化していました。
しかしながら生活のためお金のためと自分に言い聞かせ、日々をやり過ごしてきたある日、とうとう心と体が悲鳴をあげ病気になってしまいました。
(これはあくまでも私個人の価値観の問題です。)
天川村との出会い
病に伏しているある日、友人から昔聞いた天川村のことを思い出し、天川村の天河神社を訪ねました。
神社の境内で偶然宮司さんに声を掛けていただき社務所でお茶をごちそうになりながら思っていること、今感じていることをお話しさせていただきました。
そしてお別れのときに宮司さんから
「自分を見つめなおしたいなら、天川村に移り住むのも選択の一つに入れてみては・・・。」
「あなたに必要な出会いは必ず起こるはずですよ。」
とお言葉をいただきました。
檜(ひのき)との出会い
そして天川村を訪れてから、3年後に街の生活を自分なりに整理し勉強しました。そして私はようやく天川村に移住することができました。
天川に移住してから、私は衝撃的な出会いをします。
それは
「檜の香り」
との出会いでした。
檜の香りは私にとってはとても懐かしい香りで、細胞が一気に目覚め、ハートが解き放たれた感覚を今でも忘れることなく鮮明に覚えています。
生かされているということ
天川村に移り住んでからたくさんの素敵な人たちと出会いました。
「檜」だけでなく「高野槇」や「杉」の香りとも出会いました。
そして日本各地、世界各国の植物の香りとの出会いから、
植物のチカラ、水のチカラ、石のチカラがもつ素晴らしさに気づかされました。
地球は生きている。
宇宙は生きている。
人々は生きている。
人とは、「すべてと繋がり、生かされている」ことを知りました。
日々の生活の中で感謝と感動を見失いそうになる時が多い現代社会です。
私もその現代社会の中で、もがき努力してきた中の一人です。
私が出会ったように、植物の香りがあなたの癒しや安心感を与え、活力を与える手助けにきっとなってくれます。
天川アロマ杣(SOMA)の香りはここ天川の「気」が充満した唯一無比の香りです。あなたの「気」のリセットに役立つ香りです。
あなたの内面に耳を傾けてみませんか。
大自然が生んだこの香りと、懸命に生きるあなたとの出会いに感謝します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
・調香 桑田雅人
・天川アロマ杣(SOMA)代表
すべての人々に自然の癒しと安心感を。